今更ですがぼっちざろっくをAmazonプライムで全部見ましたが結論を言うと結構面白かったです。最初は現代のアニメにありがちな製作者側の独りよがりで妙にテンションの上下差が激しく色彩感が独特な感じで娘が見ていたプリキュアのようなものかと思いましたが段々と見ているうちにちょっとうっとおしいくらいの心理描写の表現に妙に感情移入してしまい最終話の弦が切れたときにボトルネック奏法で凌ぐシーンは何故か感動して涙がでました（まじかよ）。
これは高校生の女の子たちの話ですがああこんな高校生活だったら良かったよなと感じつつなんかノスタルジックな感覚に陥りましたが思えば僕も同じクラスに奇跡的にEWIを持ってる奴とEOSを持ってる奴がいてスクエアのコピーやって遊んでたことを思い出しましたがそんなムサい高校生活は絶対アニメになるわけないので女の子+ロックはコンテンツとしてやはり強いんだななんて思ったりしました。
そんなことでぼっちざろっくは大人気で普段こういうのにほとんど興味がない僕が見ても面白かったですがその裏でもないけど裏でジャズ漫画のBLUE GIANTが映画化されてこれも結構評判のようです。
個人的に思うこの作品の惜しいのが主人公がサックスであることですがサックスは今更漫画にしなくてもすでにBLOW UPって名作があるんだからそこはギターにしてくれよと思わないでもないですがやっぱりジャズにおけるサックスは花形でありジャズギターはそんなパワーが無いというか脇役という感じで仕方ないと思います。
とは言え劇中の演奏はすごいメンバーでギターだけでも田辺光邦さん國田大輔さん井上 銘さんが弾いてるようですので上原ひろみさんとか石若駿さんみたいな有名どころばっかじゃなくてもうちょっとこの辺にもスポットが当たることを期待したいと思います。
そう言えば表紙に現代ジャズギターなんとかってあったので数年ぶりに買ったギタマガですがぼっちざろっくの劇中曲のあのバンドという曲の楽譜が入ってました。そういうの弾けないので自分から練習する気はないですけどウチの子とか近所の人がぼっちざろっく見てギターやりたいから教えてくれって言ってきたら活用しようかなと思います。
