マイケルブレッカーじゃなくてマイケル・ジャクソンの話ですが、こんなタイトルだからってマイケルと家の婆さんが友達だったとかじゃないです。なんとなく最近Youtube見ててマイケル関係の曲でグッと来てたのと、うちの婆さんがもうだめかもってなったのも今くらいの季節だった気がするのでちょっと思い出したわけです。
数年前に99歳の大往生で亡くなった婆さんがいたんですが、僕が小学生の時その婆さんが何でか知らないけど友達とバンクーバーに行くとかでお土産何がいいかと聞かれたのでマイケルジャクソンがいいって言ったらOff the Wallとスリラーのカセットテープを買ってきてくれたことがありました。
多分通訳とか誰か居たと思うんだけど当時でもう70歳くらいの結構な婆さんで多分初めての海外で英語なんて喋れるわけ無いのですが、慣れない異国でなんとかして買ってきてくれたんだと思います。そんな感じで中学になって僕もギターを始めたりして、たまにギター楽しいよみたいな話をすると必ず三味線の話で対抗してくるような元気な婆さんでした。
当時はマイケルで言えばBADがリリースされたくらいの80年代中頃でしたが、小学生は多摩ネットワークとかおニャン子クラブとか聴いてるわけです。小学生の間でマイケルジャクソンといえば股間に手を当てて奇声をあげる人とか思われていたようで、クラスの奴にマイケルが大好きで聴いてると言ったらバカにされて悲しい思いをしました。タイムマシンがあったら小学生の自分にそれは非常に正しかったことを教えてあげたいです。
まあそんなことはどうでもいいんですがこんなことからそれ以来マイケルのアルバムで何が好きかというと自分の中ではおばあちゃんに貰ったOff the Wallとスリラー、特に最高傑作はOff the Wallということになってまして、ちょっと前にYouTubeで石川紅奈さんのOff the Wallがおすすめで出てきてカッコいいな〜となったわけです。
原曲の80年代風の都会っぽさじゃない独特のダークな？雰囲気がすごく良いです。ベース一本と声でこんなサウンドを成り立たせるなんてすごい才能だと思います。
あと先日マイク・モレノの昔の動画見てて初めて知ったグレッチェン・パーラトのI Can’t Help It（Off the Wallの8曲目）がカッコいいです。あの天才的変態ギタリストのリオーネル・ルエケとデュオ。
マイクモレノとやってるやつ（42:43〜）。もちろん原曲もめちゃくちゃカッコいいですが、こんな風に良いアレンジがあることで更に原曲が引き立つ気がします。
あとマイケルっていったらHuman Natureですね〜。これはスリラーに入ってる曲ですが、マイケル本人が歌ってるのが一番好きです。
世間のマイケル好きな人達はどのアルバムが好きなんだろうとネットみてたらOff the Wallが一番って人多いみたいですね。そんなことでマイケルも亡くなって12年位になるようですが、彼が歌った曲はこんな風にずっと輝き続けるんだなあとしみじみ思いました。
