暑いですね〜梅雨明けはまだでしょうか。落雷豪雨など悪天候の日が多いですがたまに晴れたりしますので、そのタイミングで我が家ではお家プールをしたり草むしりをしたり布団を干したりしていました。やっぱりお日様は気持ちがいいなと思います。最近は感染よりもワクチンの話が多いようですが、今日はまた東京で1,000人を超える見通しだそうです。国もいろいろ訳のわからないことをやって批判されてますがオリンピックに向かっていろいろと混沌としてますね。手塚治虫の陽だまりの樹で歌川広重がコレラの蔓延を一つの世直しかもしれんと言っていましたが、そんな幕末の混乱期に似てるような似てないような、経験してないから知りませんが落ち着いたら新しい世の中がやってくるんでしょうか。良い状況になればいいんですが。
そんなこの頃ですが、ジャズギターがいつまでたっても上手くならないので基本に立ち還って枯葉のコピーでもしたいなと思い色々探していたんですが、超絶凄すぎてちょっとムリですってのとあんまりピンと来ない感じのものばかりで、ちょうどよい難易度の格好良いのが見つからなかったんですが、ツイッターでチャックローブのソロギターを教えてもらいましたのでああこれやってみようかなと思ってたんですが…
マイクモレノのStablematesのソロをコピってみました
枯葉と言うにはちょっと気候が暑いわけです。というわけで枯葉は秋にとっておくことにして、更にYouTubeを見ておりましたら、マイクモレノがちょっ早（死語らしいです）のテンポでバリバリアドリブを弾いているのを見つけましたのでこれをやってみることにしました。
なお、僕の耳コピ楽譜の動画は曲の長さにもよりますが2分くらいのアドリブだと音採って楽譜にして録音して簡単な動画にすると大体正味6〜7時間くらいで趣味でそれなりのガンプラを作るくらいのちょうどいい時間です。これが早いのか遅いのかわかりませんが、もちろんそんな短時間に完璧に覚えて通しで弾けるわけないので覚えられる長さで全体をザクッと分けてざっと弾いてから数カ所パンチインでやり直してますし、練習が足りないのでクオリティはそんなに高くないです。自分が後から練習する用の動画だからとりあえずわかる形になってれば何でもいいんです。
この曲はStablematesという曲で世間的に難しい曲とされていますが、難しいです。初っ端からMoments Noticeのように半音のコード進行があってその後も色々変なところがあります。分析のようなものはそこら中でされていますし考え方は人それぞれだと思いますので特にしませんが、ややこしい進行は端折って考えることはできますが端折るとその曲の雰囲気も出しづらい感じがします。マイクモレノのフレーズはちゃんと曲の雰囲気を崩さず、弾くとこは弾いて弾かないとこは弾かない、弾くところは息の長いフレーズで緊張を持続させて、最後にパッと緩和する感じ、フレーズ自体も美しいし、さすが一線級の音楽家だと思います。
書き忘れてましたがこの曲はWhisper NotとかI Remember Cliffordなどの超名曲を作ったBenny Golsonによるものです。Stablematesの意味は同じ所属の仲間みたいな感じだそうですがジャズギターはまわりに共感してくれるお友達も少ないので寂しいです。それはどうでも良くて録音としては本人とかマイルスの演奏が有名なんでしょうか。マイクモレノの演奏ではYouTubeのニコラスペイトンのグループでのライブで演ってる割とゆっくりめなのがよく知られてると思います（トランペットだけじゃなくてローズ弾いて歌まで歌うニコラスペイトンの才能が凄い）が今回やったのはガエターノパルティピロというサックス奏者のグループで小さなクラブのライブの映像でした。僕はテンポ220で弾くのがやっとでしたが元はもっと速いです。この難曲でこの速さでカッコ良いフレーズが次々と繰り出されるのでそれはまあ驚きですが凄すぎだしでも弾くのは楽しいし、ああ別に即興でこんなに出来なくてもいいやって正直思いました。あと指と頭の練習になるのでボケ防止にはとても良いと思います。
