ジャズギター独学は難しいのか

このブログも最近だんだんと書くことが無くなって第一ジャズギターみたいなそんなに人気ないコンテンツをテーマにしても毎日考えてることはそんなに変わらず日々そんなに書くことはありませんしネタはあったとしてもそこら中の人がすでに書いているのとジャズギター素人である自分としてそれ書いて面白く書けるのかという判断から多分書けないので書かないことが多いですが実際にジャズギターで使えるスケールとかフレーズとかジャズギターならこれを聴いとけみたいな話とかおすすめのフルアコとかもうそこら中に情報は溢れています。

そんなことで昔と違ってジャズギターを学ぶのに必要な情報はすごく得やすいのでその意味ではとりあえずジャズギターやってみるなら独学は簡単な時代だと思います、とそれでは話は終わってしまうので独習というか習得というかいわゆる「できた」という状態は様々な意味があってそれを考えるとジャズギターの独学は簡単とも言えるし難しいとも言えると思います。

例えば、世間のジャズギターはこれで弾けるぞ的な情報はこんな感じのがよくある気がします。

これらを一応できるようになってできたと言ってしまえばそれはそれでいいんですが。どんな音が出てるのかはひとまず気にしないことにしてこのくらいの程度なら誰でも独学で可能だと思いますし言うまでもなくこれだけでマスターできるとは思いません。あーこのくらいできる頃に勘違いしやすいんですが例として僕のジャズ研時代の経験を語り始めますが例えばブルースの進行を考える時にどういう発展ができるかという話題でその辺の人と話していた時に僕がアイデアを出す番のときに自分は音楽理論が得意と思っているある先輩が「鼻で笑ってやろうじゃないかフハハハ」的なことを言ってきてとても嫌だった思い出があります。その時僕はどこかに裏コードを設定してそれに対するケーデンスを適宜変化をつけて想定しながら弾くような話をしたと思いますがあれから20数年経った今考えても別に笑われるような話ではないと思うしあんまりこういうこと言いたくないですがみんな下手の中でも一応僕の方がマシだったと思います。このようなことから自分ができてると思っていることが実は大したことがないことは往々にしてあるので自分はジャズギターが趣味です好きですとは言いますができます弾けますなんて自分からは口が裂けても言えない体質になってしまいました。なんでもそうですが謙虚じゃないといかんと思います。

途中変な話をしてしまいましたがこんな感じでやっているとアンサンブルしてみたくなったり自分の上達度合いに客観的な評価が欲しくなってくると思いますのでセッションとかその辺で修行してくことになると思います。そこで色んなことを言われたりしますが別に自分から教わってないのでこれでも独学と言えばまだ独学の範疇だと思います。自分のできることを駆使してその辺の人と一曲を作り上げるなかで高揚感とか達成感とかを感じたりして楽しいと思います。

ところでジャズギターを楽しんでる人のボリュームゾーンを考えるとこの辺あたりまでが一番多いと思いますがこれはピアノでもサックスでも同じだと思うわけであるジャズピアニストがこれを覚えたらジャズピアノ完全マスターみたいなことを言ってるインチキジャズピアノ講師のことを滅茶苦茶言ってるのはそれはそれで面白いですが実際に需要というか絶対数が多いのはその完全マスター的な所に関心がある層であるため世間でそのようなコンテンツが受けるのは必然でありマーケティング的には正解だと思います。

まあそんなことどうでもいいんですがジャズギターのホントの楽しさはここからで一気に個人的というか自分を磨く旅みたいになってくるような気がしますしこの辺が一般的に流行らない理由の一つの気もします。音楽をやってるのですから少しでもいい音楽にしたいわけでなんかすごい音使いを習得したり言わなきゃ誰も気づかない細かいアーティキュレーションを研究したり自分だけが思ってる（＝他の人は興味がない）不本意（ダサい）な歌いまわしを極力消していったりして感性をもとに一曲を構築して高い水準で演奏できるように頑張りその完成度が安定してできるようにする。言ってるだけだと簡単ですが実際に習得しようとするのは大変だし周辺の人もそこまで特に関心が無いのでその意味でも孤独で大変ですが普通にいつも音楽をひたすらインプットして試行錯誤したり感性を磨くために色々やったりやらなかったりしたりレコードを穴が空くぐらい聴いて細かい所まで徹底的に真似して遊んだりとかすればいいわけで急に雑になりましたがやれるんなら別に独学でも良いと思いますし一人で寂しかったら学校行ったりレッスン受ければいいですしこういうレッスンを受けるならさっきのボリュームゾーンより上にいる講師を見極める必要があると思います。