このところ中華激安ギターであるDonnerのストラト風が気に入ってよく弾いてます。安いわりに結構作りが良くて弾きやすく安いので色々気にしなくていいというのもありますが、気に入ってこればっかり弾ているので大切なギターになってしまい激安ギターなのにフレットが減ってきたらどうしようと思うようになりました。そこで閃いたんですがそうだ安いギターを買って交互に弾けばフレットの持ちも2倍になるぞと思ったので最近評判でフレット交換費用より安そうなIbanez AZES40を買ってみることにしました。
同じような価格帯のYAMAHAとBacchusとSquierで一応悩みましたがLuca MantovanelliとかBen EunsonがAZESをバリバリ弾いてるのでこれにしました。こんな風には弾けませんが
■Luca Mantovanelli
■Ben Eunson
Ibanez AZES40が届きました
これが箱。いかにも安そうなギターの箱です。
付属品は取説とアームとレンチとソフトケースでした。ソフトケースはペラペラで特筆することはありません。どう処分しようか考え中です。
まあ何度もネットで見てますからネットで見たとおりなんですがキレイなギターです。Donnerより軽くて持ちやすいです。ボディが少し小さめになっているのでお尻で受けるスタンドに立てる際は注意が必要です。サイズによっては嵌まらずにストンと落ちてしまいます。
弦長は少し短めのようでボディも小さいので取り回しが良いです。工場出荷時は010〜046が張ってあるそうですが弦長のせいだと思いますが思ったより柔らかく感じました。これも011にそのうち張り替えようと思います。
ナットは特に気になることはありませんでした。トラスロッドの穴の仕上げがいい加減ですがこういうところが安ギターの特徴だと思います。安いので特に気にしませんがDonnerはキレイに処理されてます。逆にDonnerのナットはあんまりキレイではありません。
弦高は12F1.5mmくらいまで下げてみましたが普通に弾きやすくて問題を感じませんでした。独特の形状のブリッジを採用しているので弦高を追い込めないという記事をどこかで見ましたが個人的には大丈夫でした。この形のため低くしてもイモネジの頭が出てこないのが良いと思いました。
ノブの中間にアルタースイッチというものが付いていてピックアップ選択のバリエーションが変わるようです。小さいフルアコのAMH90にも似たようなのが付いていてあれはトライサウンドスイッチで3つ切り替えできますがこっちは2つです。メーカーサイトの説明は相変わらず分かりにくい気がしますが理屈はどうあれ感覚で使い分ければいいかなと思います。
フレットの処理はそれなりです。特に引っかかることも痛いこともありませんでした。ただDonnerの方が仕上げが良いような気がします。
指板材はAZESはジャトバだそうでDonnerはローズウッドだそうです。似ているようでジャトバの方が若干明るめの色というか何となく違います。ネック裏の処理はサテンフィニッシュですがこれはDonnerの方が明らかに手触りがいいです。AZESのネック裏はYAMAHAのパシフィカ112に近い感じがしました。
※弾いてみましたのでご参考に 弦は011〜TS MINI（overdriveノブは0位置）→BOSS RE-2→IRIDIUMで録ってます。バリバリ弾くのだけでなくジャズで使っても全然良いと思います。とにかく軽くて弾きやすく疲れないのがいいです。
とまあこんな感じですがAZES40も安いわりにはいいギターだと思いました。たまにレビューで届いたけど調整がされてないとか張ってある弦がなんとかとか書いてあって☆が少なかったりしますがそんなの自分が弾きやすくなるように自分で調整するのは当たり前で最初の弦なんか変える前提なのが当たり前ですのでこういうレビューは参考になりませんが実際に弾いてみて個人的に今後使用するにあたり全く問題ありませんでした。初心者用の位置付けですが最初からこんなギターが使えたら良いよなと思います。ところで比較してたらDonnerの超絶コスパは恐ろしいものがあると思いました。わからん人にはわからんと思いますが最近の安いギターは中々凄いなと思います。
